【404_ たけちょう商店】コロナ禍でも希望の火を消さない 飲食店と農家と消費者をつなぐおいしいの価値観

日々の暮らしで小さな安心感をもたらしてくれるもの。それは家族や知人、会社以外にも居場所があることではないでしょうか。


私自身も行きつけのスナックや呑み屋で一杯いただくなどの楽しみを享受し、「また明日もがんばろう」と活力をもらってきました。そのなかで、新型コロナウイルス感染症の影響によって、飲食店は営業休業や自粛をせざるを得ない状況に。


店舗を開けないため、売上の見通しがつかない。さらに、新たな事業の構想さえも延期となっていて、先行きが不安な時代。


スナック魁(カイン)では夜のスナックに加えて、2020年から地域の里山を整備し、野菜や山菜の生産・販売をする地域商社「たけちょう商店」の取り組みを本格的に始動する予定でした。しかし、新型コロナウイルスによって延期。店舗の家事手伝いを行う竹内俊哉さんはそんな逆境下であっても「今、何をすべきかと、自分たちの価値を見つけるタイミング」だと語ります。


三条市内の飲食店から新たな可能性を生み出そうと奮闘する竹内さんに、これからの展望をはじめ、今だからこそ成し遂げたい施策を伺いました。


創業20年を支えるコミュニケーション 人が集うアナログな居場所「スナック魁」

▲昼は会社員、夜は自身の母親のお店「スナック魁」を手伝う竹内さん。


創業20年目を迎えるスナック魁は、飲食店が立ち並ぶ三条市内本町エリアにお店を構えます。一度、店内へ足を踏み入れると木目のテーブル、そしてスナックでは珍しくカラオケを置かない、落ち着いた非日常を味わえます。


「自分の時間を大切にしたい」「ママとの会話を楽しみたい」、それぞれのお店での過ごし方を尊重し、創業者の竹内恵子さんがきめ細やかな気配りやコミュニケーションを大切にしてきました。


去る4月7日に発令された緊急事態宣言。


スナック魁では、緊急事態宣言を機にお客様とスタッフの安全を最優先にするべく店舗休業を決めました。営業再開となる5月23日まで、馴染みの方たちから「いろんなお店が閉まっているけど、開けたらまた行くね」と直接連絡をもらうなど、三条に住む方たちにとってなくてはならない居場所となっているのです。



祖父との記憶 おいしさを紡ぐ「たけちょう商店」

▲2020年3月31日に、クラウドファンディングで達成したプロジェクト「新潟県三条から、里山の『純粋』な美味しさと楽しさを届けたい!」。


竹内さんがスナック魁を手伝うようになってから早2年。


手伝いはじめたきっかけは「世界観を広げたい」という想いからでしたが、スナック魁で出会う人たちとの会話から新たなプロジェクト「たけちょう商店」をはじめようと考えるようになりました。


たけちょう商店とは、三条市下田地域にある里山を自分たち自身の手で整備し、生産者になり、販売するという一連の流れをつくる地域商社。ただ、9名いるプロジェクトメンバーたちもはじめて行う農業生産と土地の整備。スナック魁の新規プロジェクトとしても責任がかかるなかで、竹内さんたちはどうしてチャレンジし続けることができるのでしょうか。

「祖父と築き上げた農園と野菜の味に対する思い出ですね。

保育園に通っていた頃、祖父が退職をきっかけに家庭菜園をはじめまして。私も、園終わりに祖父の農業や山菜づくりを手伝っていました。夕飯に並ぶ旬のゼンマイ煮を食べたときに感じた、『おいしい』という記憶は今でも覚えています。

スナック魁と同じく20年後に、自分たちも大人になり、生産者となって1からつくる野菜や山菜を食べてもやっぱりおいしい。これからも、価値観は変わらないですし、老若男女、どの世代であっても受け入れられ、きっと受け継ぐことができると思うんです」


味のおいしさを伝える新規事業の断念

▲たけちょう商店は、村上で山菜屋として天然山菜を東京で販売していた売り場を引き続き、三条の野菜、山菜を販売するプロジェクトを検討していた。引き継いだのは売り場のみで、商品は三条産の商品をメインに取り扱う。


里山の土壌整備の目処をつけながら、2020年秋頃にたけちょう商店では地域商社として第一歩目となるプロジェクトを準備してきました。それはこれまで、村上市とその周辺でつくられた天然山菜と里山山菜を、中野で販売してきたおばあさんたちの引き継ぎ事業です。

しかし、本来の味のおいしさをそのままに、東京でその価値を伝えるための事業は、新型コロナウイルス感染症の影響によって断念せざるを得なかったのです。


それならばと、農家さんたちと提携して販路拡大を目指し、たけちょう商店のプラットホームをつくって、ネット販売に力を入れようと取り組んできました。


おいしさの源は地域に伝承される知恵と知識

▲下田の里山でつくられた生産物の収穫量や価格帯、1年間商品を出すための加工所の確保や衛生面など、まだまだ課題は多い。


これから、新型コロナウイルスの感染拡大を予防しながら、第2波・第3波の可能性などすべてのリスクを想定する必要があります。竹内さんは、このタイミングだからこそ「自分たちの足下にある価値を見つめ直す」と語ります。


「三条市や下田はもちろん、各地域の価値にはそれぞれの文化があって、そこに住む方たちがいてこそ価値を高められます。その価値とは何かなんて、忙しない日々だとなかなか考える余裕がないですよね。


たけちょう商店として動いてきた中で、とくに地元農家に代々伝わる知恵や知識がまだまだきちんと伝わっていないと課題が見えてきました。そのおいしさの源に対して、私たちがどう付加価値をつけていけるのかを時間をかけて考えることができました」

今回の支援金は、農作物に付加価値をつけるための施策として、たけちょう商店のプラットホームでLIVE配信を行うための、農作物を育てるハウス建設費や休憩所として使えるプレハブ、品質向上に向けて里山の土壌環境データを集めるため設備投資に充てようと考えています。


プロジェクトの先を、スナック魁や下田、村上そして日本中を見据えて。


農家がつくる生産物のおいしさとたのしさを、たけちょう商店を通して自分ごととして捉え、明日への活力を広げるために。活動への資金のご支援とご協力のほどよろしくお願いいたします。


【プロジェクト期間】
・2020年6月〜12月末日


【目標金額】
1. ハウス建設費:1,000,000円
2. プレハブ設置費:600,000円
3. 管理機:250,000円
4. トラクター:1,000,000円
5. 畑・山の設備投資:300,000円
現物支給でもご支援いただけると幸いです。

・支援額 60,000円(9月29日現在)

・達成率 1.9%


【リターン品】

一口1,000円の寄付に対して下田地域の里山で収穫予定のきのこ100gをリターンさせていただきます。(10月1日以降の寄附の場合は、冷凍なめことなります。)

一口1,000円の寄付で、お一人様何口分でもご寄付いただくことができます。
(10,000円寄付の場合、1,000円×10口で、きのこ1kgがリターンになります。)
 *おかくずを固めた菌床を使って、路地や山で育てる新しい生産方法
原木栽培に負けない、ぬめりと食べ応えのある大粒なめこです。


【問い合わせ先】
店名(プロジェクト名):スナック魁 / たけちょう商店
住所:新潟県三条市本町2丁目3−21
担当者:竹内 俊哉
連絡先:kinon082596@gmail.com

スナック魁には、金曜日と土曜日に手伝いを行っているため、店舗でもメールでもお問い合わせください。


執筆・写真:NCL三条 水澤 陽介

【支援の方法】

〇クレジット決済の場合はこちらをクリック

※①支援したいプロジェクトの番号及び店舗名等を確認してください。

※②クレジットカード決済の場合、「金額」を入力(寄附頻度は今回のみを選択)し、クレジットカード情報などの「支払方法」「支払者情報」を入力していただくと、最後に「団体へのメッセージ」が記載できますので、そちらにたけちょう商店のプロジェクト番号「404」及び実施者名「たけちょう商店」を記載してください。記載がない場合はこちらからご連絡いたします。(連絡がつかなかった場合、全分野への寄附として取扱わせていただきます。)

〇口座振込の場合はこちらをクリック

※①支援したいプロジェクトの番号及び実施者名等を確認してください。

※②口座振込の場合、支援先を選択する際に、間違えがないか確認してください。支援者情報の入力終了画面に本実行委員会の口座情報(PDFファイル)を掲載しておりますのでダウンロードし振込みをお願いいたします。必ず、登録した支援者名で振り込みをお願いします。

三条つなぐプロジェクト

大好きな三条市がこの先も維持、発展し続けられるよう「三条つなぐプロジェクト」により、応援したいという善意と、新型コロナウイルスの影響という困難を乗り越えて明日を切り拓こうと頑張る方たちをつなぎます。

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