【終了】【401_三条市スポーツ少年団】「子どもたちの可能性を潰さない」 三条市スポーツ少年団が提唱する、コロナウイルスと共存できるスポーツの新しい在り方を広めたい!

甲子園やインターハイ、学校の運動会。

昨今の新型コロナウイルスの感染拡大により、スポーツ関連の大会が軒並み中止となるなかで、子どもたちの運動不足やスポーツを行うための受け皿となる母体が足りなくなっています。さらに今後、ソーシャルディスタンスやお互いの安全性を保ちつつ、運動習慣を身につけるためにどうすれば良いのでしょうか。

子どもが楽しみながら、発達段階に必要な動きを習得する「アクティブ・チャイルド・プログラム(ACP)」を導入し、普及活動も行う三条市スポーツ少年団の米山俊司本部長と岩瀬晶伍事務局長に、今回の三条つなぐプロジェクトでの支援を通して成し遂げたい未来を伺います。


競技性に特化せず、運動遊びから好きになる心を育む「三条市スポーツ少年団」

▲三条市スポーツ少年団の岩瀬事務局長(左)と米山本部長(右)


2020年に創立57年目を迎える三条市スポーツ少年団は、プロサッカー選手の酒井高徳さんをはじめ、数多くの子どもたちを育ててきた団体。2013年からは、競技での技術力を単に高めるのではなく、子どもたちが『運動と遊びが楽しい』と思える気持ちを育てようと取り組んできました。

きっかけは岩瀬さんの原体験。2013年に日本スポーツ協会(JSPO)の研修に訪れたとき、幼児期での運動経験が個人の性格や考え方、潜在能力に紐づくスポーツの在り方を学び、ジュニアスポーツ、とくに幼少期での運動遊びの必要性を肌で感じてきたそう。

そのため、子どもたちが野球やサッカーなどの専門性を磨く場ではなく、スポーツを好きになる、運動を習慣付けするためのプログラムを父兄交えて子どもと考え、1からつくりあげてきました。


スポーツの目的は「発達教育」と「対人関係能力」

▲2018年11月に開催されたワークショップの様子


三条市スポーツ少年団は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、安全を優先し、集団を避けるため競技を行わずにきました。当然、地域での競技大会中止のアウナンスを機に、真剣にスポーツを取り組む姿を見てきた親御さんからは厳しい意見が挙がります。


「うちの子の夢を奪う気か!」

ときに、子を思う親の気持ちに寄り添いながら、どんなシチュエーションであっても子どもたちの発育を安全に守りたい。三条市スポーツ少年団としての意義である『幼少期の人との運動機会の不足による発達発育の格差を減らしたい』との想いを実現するために活動を続けてきたのです。


コロナウイルスと共存する社会で、スポーツの本質を見出す

▲これまで開催してきたアクティブ・チャイルド・プログラムでは、三条市スポーツ少年団員と共に、一般から募集した30名以上の子どもたちが集まる。


これからも、新型コロナウイルスとは長く、そして上手に付き合っていかないといけません。岩瀬さんは、アクティブ・チャイルド・プログラムで提唱するソーシャルディスタンス遊びなどいくつかの運動は、今この瞬間でもできる、安全に行えると言います。

「コロナウイルスが感染拡大しているからこそ、私たちもスポーツの本質を問われていると感じます。スポーツの本質とは何か、を考えるきっかけでもありましたね。


たとえ、三条市スポーツ少年団の団員ではなくてもね、学校の友達やはじめての子と行う遊びをきっかけに、からだを動かす楽しさをまず知ってもらうこと。そして、お互いに運動する中で親でさえ気付かない子どもの素質と可能性を伸ばすことなんです」


三条市で子どもたちを育てていく循環を生み出すために

▲2019年11月に開催されたワークショップでは、子どもたちが運動遊びに夢中になる姿が見られた。


三条市スポーツ少年団は現在、昨年まで11月に開催してきた発達発育に関するイベントやワークショップに向けて準備を始めています。

まず、スポーツを安全に行えるように、吸湿速乾や冷感の機能、そして繰り返し使えるマスクを用意して習慣付けを身につけてもらいたい。そして、運動機会が減る子どもたちに楽しく遊ぶながら、発達段階に応じて必要な動きを習得する『アクティブ・チャイルド・プログラム』の実施を目指して−−。米山本部長さんは加えてこう伝えます。

「コロナウイルスと共存することは当たり前なんだ。日常の一環として3密はもちろん、スポーツをするときにもマスク着用は必要なんだ、という常識をつくっていきたい。


たとえば、試合中はマスクなしで、ベンチに帰ってきたら冷却されたマスクで子どもの熱中症対策を行う。そのような新しい常識を形にしていくのが我々の、地域での大人の役目でもあります」

近い未来、三条市スポーツ少年団を卒業して羽ばたいた子たちが、「この地域に戻ってきたい」「新しい少年団をつくりたい」そんな大人たちが増え、子どもたちにまた還元するような循環を生み出すために、土壌づくりのご支援とご協力のほどお待ちしています。


【プロジェクト期間】

・2020年7月1日~2020年10月31日

[本プロジェクトは終了いたしました。]


【目標金額】

 1,200,000円

  支援額 225,000円(9月14日現在)

  達成率 18.8%



1. 吸湿速乾に優れたマスク:1,000,000円

2. 日本スポーツ協会「アクティブ・チャイルド・プログラム」を実践した運動教室・スポーツゲーム等の謝礼金:50,000円

(イベント講師 5,000円 × 10名)

3. 日本スポーツ協会「アクティブ・チャイルド・プログラム」を実践した運動教室・スポーツゲーム等の謝礼金:50,000円

(県外講師 旅費含め50,000円 × 1名)

4. 消耗品費:100,000円

(イベント消耗品、消毒液など感染症対策)


対象:保育園・幼稚園児(年中・年長児)、小学生(1年生〜6年性)


【お問い合わせ先】

三条市スポーツ少年団 事務局 担当:坂井
Tel 0256-45-1150



執筆・写真:NCL三条 水澤 陽介




三条つなぐプロジェクト

大好きな三条市がこの先も維持、発展し続けられるよう「三条つなぐプロジェクト」により、応援したいという善意と、新型コロナウイルスの影響という困難を乗り越えて明日を切り拓こうと頑張る方たちをつなぎます。

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